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2人目妊活。2017年(3年前)の1人目の妊娠は、2回流産経験後に鍼治療開始して、妊娠・出産した。2人目を妊娠希望で、先5月に妊娠・胎嚢確認するも流産。

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【症例】2人目妊活。夫とともに鍼灸治療を受け、流産したが治療を進めた結果、再度妊娠して無事出産。

妊活・不育症:30代 女性 Kさん(2020年6月初旬受診)

主訴

2人目妊活。2017年(3年前)の1人目の妊娠は、2回流産経験後に鍼治療開始して、妊娠・出産した。2人目を妊娠希望で、先5月に妊娠・胎嚢確認するも流産。

既往歴

  • 乳児期、よく風邪をひき、扁桃を腫らしやすかった。
  • 幼児期は鼻炎と蓄膿症。
  • 学生時代は陸上競技(ハードル)選手として国体に出場。
  • 保育士として働く。
  • 28歳、子宮筋腫3㎝できてピル服用→30歳まで続ける。
  • 30歳で結婚。食生活を野菜中心に変える。膀胱炎のような残尿感があり、ピルをやめる。
  • 31歳5月、第1子流産。(仕事忙しく家事と両立させるため無理をしていた)
  • 33歳12月、月経痛・排卵時痛のため来院。
  • 4歳9月、子宮筋腫は消失していたが、右卵巣に15ミリのシコリが見つかる。
  • 35歳、黄体ホルモン低値。
  • 36歳1月第1子妊娠→2月流産。4月に再度妊娠→28週で逆子になるが、鍼治療後に戻る→12月に無事出産。
  • 39歳6月来院。2人目妊娠希望。夫と一緒に鍼灸治療を受け始める。
  • 40歳1月、胎嚢確認するも、流産(5週目)。
  • 40歳6月、胎嚢確認→41歳2月無事出産。

病因病理

幼少より風邪を引きやすく、扁桃を腫らしたりしていた。腎虚傾向であった。
学生時代スポーツをしていたことで丈夫になったが、周囲の期待に応えようと頑張り屋でありストレスを抱えていた。月経痛や側腰痛、子宮筋腫もあることから肝うつ気滞瘀血と>腎虚と診立てて鍼治療していた。流産が2回経た後、夫にも鍼灸治療を勧めて、夫婦同時に治療を始めた。肝うつより補腎を主として治療を続けた。妊娠して、無事出産した。第2子妊活は、当初から夫とともに鍼灸治療を受けていた。再び流産したが、補腎活血を主に治療を進めた結果、再度妊娠して、逆子になることもなく無事出産した。

腎虚>肝うつ気滞血瘀

治療

  • 2人目妊活を始めたのが2020年(39歳)6月。
  • (1診~4診)両腎兪温灸、左照海または左太渓 2番短鍼 30分
  • (5診)胎嚢確認→関元または腎兪に温灸。左照海または左太渓 2番短鍼20分
  • (6診~7診)左太渓 2番短鍼20分、右後渓 2番短鍼10分

経過

2人目の妊活は補腎・温補中心の治療を行った。
臨月まで順調であった。

まとめ

第1子妊娠、出産までは腎の弱りと肝うつ、瘀血の存在があって、気血の流れがスムーズにいかず、時間がかかったが、第2子目は、第1子の出産により瘀血が排出され、母体の血の状態は改善されていたと思われます。しかし出産後の腎の弱り、子育てによる疲労もあったので、体表観察では腎虚と肝血不足が表れていましたので、補腎をメインに治療していったところ、途中1回流産されましたが、その後ほどなく妊娠、無事出産されました。
1子目と2子目で血の状態の変化があり、加齢による腎の弱りも考慮して、補腎を推し進めたことで出産まで体調を維持することができました。ご本人はとても素直にアドバイスを聞いてくださって、薬に頼らず、鍼灸を信頼して続けてくださったこと、ご夫婦で気持ちを合わせて治療に来てくださったことは、妊娠のためには大切なことかもしれません。患者さんとの信頼関係の大切さを感じた症例です。

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