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院長コラム

春のめまい(目眩)。回転性、グラグラ、ふわふわ…東洋医学では、めまいの性質によって治し方も違ってきます。東洋医学・鍼灸の目眩の分類と対処法についてお話しします。

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こんにちは!

 

桜が一気に満開になりましたね〜

\(^ω^)/

 

 

天満橋の川沿いの桜も満開で、先週は朝と夜、何度もお散歩してました。

(*´∀`)

 

桜のパワーは最強です。

桜の下にいると、地面から成長のエネルギーが立ち上がっていくのを感じます。

桜はパーッと一気に咲くので、その時、地面から上へと引き上げるパワーは最強です。

その最強のエネルギーに人間も影響されますので、

◯花粉症

◯めまい

◯頭痛

などを発症するのもこの桜の時期がピークになってきます。

 

 

さて、今日は、春に起こりやすい「目眩(めまい)」の種類と対処法についてお話ししようと思います。

 

目眩(めまい)は中医学では【眩暈(げんうん)】といいます。

 

この季節、目眩って突然起こるんですよね。

突然ぐわーんと目が回って…

一体何が起こったのか、恐怖に襲われ…

 

(’o’)

 

耳鼻科に駆け込んで、いろいろ検査してもらって、

聴覚などに異常がなければ、

血行を良くする薬と、ビタミン剤が出されたりするのではないでしょうか。

 

それでお薬を服用するのですが、なかなか良くならないこともありますよね。

 

この時期は、当院にもお薬を飲んでもなかなか改善しない目眩を訴えて来院される方が増えるのですが、

鍼灸では、最初にその目眩がどのタイプか分類しないと、治療法が決められません。

ですので、問診をしっかり取ることが重要になります。

問診とお身体の状態(ツボや舌診や脈診、空間的な把握)から患者さんの目眩がどのタイプなのか判明しますが、適切なプロセスを経て、正しく診断できれば治療法も決まりますので、意外と短期間で治癒する場合もあり得ます。

東洋医学・鍼灸での目眩の見分け方は、大きく分けて3グループあります。

(3種類以外にも気血の問題などが絡んだものがありますが、ここでは省略しています)

 

1)回転性の目眩は、まず胃の不調を整えましょう

 

◯朝起きたら目がぐるぐる回っていた

◯じっとしていても回る

◯身体を動かすともっと回る

 

 

このような回転性の目眩の多くは、「水滞」が原因といわれています。

「水滞」って、東洋医学でいう気・血・水の「水」の滞りのことです。

 

飲食物は胃で消化吸収されますが、

胃の消化吸収作用が弱っている場合、水液が代謝されず、体内での巡りが悪くなり、あちこちに残ったまま滞ってしまいます。

その水液が春の上昇する気に乗じて身体の上方に偏って滞留すると、耳の中が塞がったような状態が続いたり、頭顔面部がなんとなく重い、というような状態になってしまいます。

まるでペットボトルに半量だけ入った水が、横に傾けるとザバッーと移動していくような感覚、それと同じようなことが体内で起こっているんですね。

 

頭部・顔面部に水が偏って、グワンと回る感じです。

 

(*_*)

 

回転性の目眩が起こったら、

まず、胃の調子を整えなくてはなりません。

回転性目眩を訴える患者さんの多くは、

お腹を触ってみると、みぞおちから胃、おへその上にかけてがポチャポチャしています。

「水飲」とか「水毒」と言われるものが溜まっているのがわかります。

 

そういう場合は、まず胃と脾の働きを活性化するような鍼をして、水液の巡りを改善させていきます。

それとともに上方に溜まっていた水液が適切に排出されれば、自然と回転性目眩も消失していくでしょう。

 

 

2)グラッとくる目眩は、肝臓と胆嚢の気のバランス失調から起こります。この場合は心身共にゆっくりすることが大事です。

 

◯ベッドから起き上がった途端にグラッとする

◯真っ直ぐ歩けず、右方向(または左方向)へ進んでしまう

◯振り返る時にグラっとくる

 

 

このような体位変換の時にグラっとくる目眩は、身体の左右のバランス失調が原因と考えられています。

春に肝臓の気が上昇すると、肝臓の弟分である「胆嚢の気」の流れ=「胆経」の流れが影響を受けます。スムーズに流れなくなったりするのです。胆経は、身体の横=左右の体側を流れているので、その左右の気の流れのバランスが失調してきます。

 

          

《胆経は体側を巡っています》   《体側のストレッチが胆経の気の流れを改善します》

 

たとえば、右の胆経の気(エネルギー)が詰まったり、左がエネルギー的にスカスカになったりしてしまいます。

右側にエネルギーが偏ってしまうと、身体が右に引っ張られてしまい、歩けば右方向に寄ってしまって真っ直ぐ歩けなくなったり、ベッドで寝返りをうつときにグラっと揺れてしまったりします。

 

肝臓と胆嚢の気は、ストレスや緊張感の影響を受けます。

春に仕事が忙しくて、充分に休息出来なかったり、デスクワークばかりで身体が固まってしまうと、胆経が失調してしまい、このタイプの目眩が起こりやすくなるので、

まずは「心身を充分に休める」ということが改善への近道となるのです。

 

 

3) ふわふわ浮くようなめまいは、下半身の弱りからくる腎虚がからんだ症状。改善は下半身の強化がポイントです。

 

◯歩くとふわふわして、足元が不安定だ

◯座っていても、頭がふわっと浮いている感じがする

◯安静にしていても良くならない、動いた方がマシかもしれない

 

     

 

このようなふわふわする目眩は、足元、下半身のエネルギー不足によって起こります。

身体は本来、重心は下にあるべきなのですが、春の気の上昇と、下半身の弱りなどが重なると、エネルギーが上半身に偏り、重心が上に移動してしまい、全身の安定感が失われてしまうのです。

 

起き上がり小法師の逆バージョンですね。

 

 

この場合は、とにかく足を動かして、重心を降ろしていくこと。

・足指のマッサージなどで刺激を入れる

・竹踏みで足裏刺激

・足湯、腰湯。温めるとエネルギーが集まります

・歩けるようなら歩くのが一番

 

足腰は腎臓が守っています。

加齢によって誰でも腎が弱り始めますので、ふわふわタイプの目眩は高齢者に多く見られます。

腎虚によって起こる目眩は、なかなか治りにくいものですが、東洋医学・鍼灸で腎を補っていくと、下半身がしっかりしてきますので、着実な改善方法だと思います。

 

 

4) 混合タイプの目眩も意外と多いです。

 

上記3種類の目眩以外で意外と多いのが、1)〜3)の混合タイプです。

1)〜3)全部だったり、1)と2)、1)と3)、2)と3)の混合だったりもあります。

ストレスもあり、食べ過ぎていて、さらに運動不足で足腰が弱ってしまったタイプなんかは、結構見かけるケースですね。

そんな場合、鍼灸では、どれが主でどれが従なのかをしっかり鑑別し、病理のメカニズムを把握した上で、治療法を決定します。

患者さんとしても、自分の目眩を正確に鑑別してくれる専門家に診てもらうことが大事になりますね。

 

目眩治療は、個々人によって治療法が違うのです。

自分にカスタマイズした治療を受けることが改善への近道になりますね。

 

\(^ω^)/

 

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