首の後ろのコリ その2
こんにちは!
(^o^)
6月に入って、しばし梅雨の中休み、皆様いかがお過ごしでしょうか?
百貨店やショッピングモール、映画館、コンサート等など、緊急事態宣言が一部解除され、ホッと一息。
やっぱりねー、GWからずっーと世の中の雰囲気がどよ〜んとしてたので、
これからはちょっと開放感が出てきそうで、嬉しい限りです。
ということで、「鍼灸院ほまれ」も皆様のお陰様でなんとかなんとか生き延びております^^;
ありがたいことです!
さて今日は、前回の続きで「首の後ろのコリ」についてです。
首の後ろを流れる経絡(気の通路)は、幾つもありました。
1)足太陽膀胱経(首の後ろ、背骨の両側を通る)
2)督脈(背骨中央を通る)
3)足少陽胆経(肩の上、首の横を通る)
3)手太陽小腸経(肩甲骨の周りを通る)
それぞれの気のルートは内臓に繋がっています。もし内臓の働きが低下していたら、首の後ろの経絡にも悪影響が及んでしまいます。
たとえば、
◉膀胱炎になりやすくて、いつも首の後ろが凝っている
◉胆のうを全摘した後、肩が凝りやすくなった
・・・・意外な”つながり”がありますね。
そしてもう一つ、首の後ろのコリに重要な役割を果たす経絡があるのです。
それは「足陽明胃経」です。
全身の陽明胃経(気の流れるルート)を見てみましょう。
上図のように、陽明胃経は身体の「前」を通っています。
これは「正経」と呼ばれるルートで、陽明胃経にはこの他に「経脈」「経別」「経筋」「十五絡脈」と呼ばれる4つの「支流」があります。
この支流の中で、身体の横から後ろへと流れていくルートもあります。
陽明胃経は、大雑把に言うと、「身体の前面」を支配するルートで、そこから側面や後面へとつながっていくルートもある、ということです。
で、この身体の前をコントロールしているので、当然ながら身体の前面に起こってくる症状には「胃」が関わっている場合が多いのです。
喉の痛みなんかは、胃絡みで起こりやすい症状ですね。
それから膝痛も胃絡みで起こってきます。
身体の前後のバランスから見ると、
◉足陽明胃経は「前」
◉足太陽膀胱経は「後ろ」
を支配している経絡の代表格といえるでしょう。
<足太陽膀胱経>
胃経と膀胱経で身体の前後のバランスをとっているということは、
どちらかに問題が生じると、他方にも影響が及ぶということです。
つまり、何らかの胃の問題があると、膀胱経絡上に異常が出ることもあるのです。
首の後ろのコリの原因は食べ過ぎから?
臨床上で、よく見かけるのは、過食傾向な人の首の後ろのコリ症状です。
太っている人は、首の後ろの肉が厚ぼったいのですが、これは首の後ろの気の流れが停滞しているため、と鍼灸東洋医学では考えます。
そういう人は、身体の前面、特に太ももがパンパンに盛り上がっていたりします。
そこ(太ももの前)は丁度、足陽明胃経が通っているのです。
首の後ろだけでなく、腰中央の張り、痛みなどの「腰痛」として出る場合もあります。
もし、「首の後ろのコリがしつこい」場合は、食生活との関係をチェックしてみてくださいね。
私は首のコリがきつい時は、食事の量を減らしてみるんです。
すると数日でコリが改善して、腰の張りも楽になるんです♪
以上、首と胃の意外な関係、
東洋医学の面白い視点をご紹介しました。
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