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院長コラム

不妊治療と妊娠力その4 【腎が大事】

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【不妊治療と妊娠力その4】今日は腎臓と妊娠力の関係についてです。

腎臓と妊娠を結びつけて考えるのはピンとこないかもしれませんが、

東洋医学でいうところの腎(腎臓)は、妊娠するためにはとっても大事な内臓です。

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東洋医学でいう「腎」は、生命エネルギーそのもの、元気の源である「腎精」(じんせい)と呼ばれるものを作るところです。

生命エネルギーとは、人が活動していくためのガソリンのようなもの。そして、ヒトとしての営みを行う原動力です。

この中には、性行為や、妊娠、胎内での成長、出産などの生殖活動も含まれています。

この生命力パワー=腎精がしっかりあるか、足りないか、が妊娠には重要なポイントになります。

腎精が足りないことを「腎虚」といいます。

もう少し詳しくいうと、「腎虚」にも2種類あって、陽気が足りないものを「腎陽虚」、陰気が足りないものを「腎陰虚」といいます。

「腎陽」とは、簡単にいうと<身体を温める働き>「腎陰」とは<身体を潤す物質(津液)>といえます。

ちょっと難しい話になっちゃいましたが、

まぁ、ざっくり言うと、

これらの腎が持っているパワー=「腎の精気」が妊娠を左右するポイントになるということですね。

東洋医学で「妊娠」を考える時、まず最初に、腎の精気が十分にあるか、足りないか、を診ます。

また、妊娠だけでなく、女性の月経や出産、授乳、さらには子供の免疫力にも影響してくるので、とっても重要なポイントになるのです。

なかなか妊娠しない、という女性は、自分とパートーナー(♂)それぞれにしっかり腎の精気が蓄えられているか否かをチェックする必要があるでしょう。

腎の精気をチェックする目安になるのが、

「腎陰虚」「腎陽虚」という”ものさし”。

「虚」というのは「虚弱」という意味です。

腎の陰気が不足している場合を「腎陰虚」、腎の陽気が不足している場合を「腎陽虚」と呼びます。

東洋医学では、身体に現れる症状から、腎陰虚、腎陽虚のおおよその状態をチェックしていきます。

当院でも、妊娠を希望されて来院される方を診る時、

この「腎陰虚」「腎陽虚」がないか、問診や脈診、舌診、ツボの反応などから判断していきますが、

一般の方が自分自身の腎の力をチェックしたい場合には、いくつかのポイントがあります。

【腎の力のセルフ・チェック・ポイント】

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○腰痛がある、ギックリ腰を起こしやすい

○足腰が冷える、下半身に力が入らない

○夜中にトイレで起きる

○頻尿や尿漏れ、尿切れが悪い、などがある

○夕方になると疲れてくる(横になりたい)

○体力がない、持久力がない、すぐにしんどくなる

○のぼせる

○生理の出血量が減る

○生理の出血が1週間以上ダラダラ続く

○性欲が減退している

○髪の毛が抜ける、白髪が増えた

○肌に潤いがなくなった

これらの症状が複数ある場合は、腎の力の衰えがあるかもしれません。

「腎虚」は、高齢になればなるほど、進んでいきます。

すべての人は皆、歳をとるにつれて「腎虚」になっていきます。

「腎虚」の程度が低ければ、元気で”若々しさ”が保てます。

「体力的なことを考えると、妊娠・出産は若い方がいい」とよく言われますが、

 これは、東洋医学的に翻訳すれば、まさに、この「腎の力」が衰えないうちに、ということを意味しているのですね。

 では、この「腎虚」があった場合、それを補うにはどうすればよいのでしょうか?
 
 西洋医学では、不妊治療や更年期の治療に、ホルモン剤などを使い、精力アップを図りますが、東洋医学でいう「腎の力」というのは、西洋医学でいう「女性ホルモン」も含みますが、もっと広い範囲での生命力を指す概念なので、単にホルモン剤だけ飲めば足りるものでもないと思います。

 ということで、東洋医学の対処法としては
 
漢方薬「補腎薬」
      薬草をブレンドして「補腎」に働くように構成された「八味地黄丸」「六味地黄丸」をはじめ、さまざまな体調に応じた方剤があります。

鍼灸の「補腎」・「滋陰」
        腎臓や、それに関連するツボに鍼をしたり、お灸をしたりすることで、腎の力を補うことが可能です。

 
 鍼灸で、妊娠に必要な腎をはじめとする五臓六腑の調整をして、妊娠力をアップさせていければ、なかなか妊娠に至らない女性にとっては強力なサポートとなると思います。

 
 ※腎は他の五臓六腑にも影響を及ぼしている、奥深い内臓です。

 ※調べてみたら、中医学のDr.が腎臓のことをわかりやすく書いている本がありました
  ↓ ↓ ↓ ↓

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 『体の不調は腎臓でよくする!』
  北濱みどり著
 (かんき出版)

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