疲れるから、怒るのや〜めた。 七情の話 その2
こんにちは(^O^)
前回、師匠から、
「怒るっていうのは、自分で自分に刃物を突き刺しているようなものだから、やめたほうがいい。」
と言われた話をしました。
で、この頃は歳のせいか、
怒った後がとっても疲れちゃうので、それがしんどくて、怒るのを”あきらめた“感じになってきた、
ということも書きました。
この現象、「歳とって、怒ると疲れる」って、なぜでしょうか?
(´・_・`)
若い時は怒りを連発してもへっちゃらだったのに、
同じ怒り方をしても、歳を取ったら、その後は気が抜けたようにヘナヘナになってしまいます…。
(>人<;)
というわけで、今日は「怒り」と「疲れ」の関係について考えてみようと思います。
(^。^)
【「怒り」と「疲れ」の関係】
東洋医学の考え方では、
「怒り」と対応している内臓は肝臓でした。
では「疲れ」に関係する内臓はどこでしょうか?
一般に疲労も、肝臓がコントロールしていると言われますが、
この場合の「怒り」が元となる「疲れ」というのは肝臓ダイレクトというより、ちょっとひねりが入ります。
怒りの感情を爆発させると、体内のエネルギー=「気」を使います。
生命エネルギーそのものを維持しているのは、腎臓の精気。
その精気が減ってしまうのです。
歳を取ると、腎精自体(生命エネルギー)が減ってきているので、
怒りによって、腎の精気を消耗すると、体からエネルギーが吸い取られたように、グッタリしてしまうことも当然起こってくるわけですね。
肝臓と腎臓は、互いにバランスして維持されている面があります。(精血同源)
これは直接的には肝臓の血が使われると、腎臓の精気も消耗していく、という関係性ですが、
肝臓と腎臓は互いに支え合っていて、密接な関係があるということなんですね。
「怒りすぎて、腰が抜ける、腰痛になる」なんてこともありますよね。
腰は腎の府。
これも肝臓と腎臓が関係が深いことの一例といえます。
【キレやすい老人】
肝臓と腎臓、反対に作用する現象もありますよ。
「歳を取ってきて、怒りっぽくなる」
(>_<)
いるいる〜いっぱい〜 (苦笑)
(^◇^;)
「キレやすい老人」って、実はこういう身体の事情からなのかもしれないですね。
やはり肝臓と腎臓は大事。
「肝腎要(肝心要)」(かんじんかなめ)という言葉の語源も、こうした《肝臓と腎臓の密接な関係性》が人体にとってのキモだからという意味からのようですね。
穏やかな老人、否、穏やかな人生のためには、肝腎要、大切なようです。
d(^_^o)
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