陰と陽のお話 その1
こんにちは!^^
そろそろ秋本番。
朝晩、寒く感じることが多くなりました。
すーっと首すじに感じる秋風。
知らぬ間に風邪をひいてしまうかも…。
さて秋のこの空気を、「気」という視点、「陰と陽」の視点で説明するとどうなるでしょうか。
「陰と陽」という考え方には、日常生活を健やかに過ごすヒントが含まれています。
生活上のすべての現象に当てはめることができるので、知っておくととても便利です。
東洋医学、鍼灸ではすべての前提にこの「陰陽」という基本中の基本概念がありますが、当コラムでは、そういえばまだちゃんと書いてなかったなぁ… (^◇^;)
ということで、
今日は「陰陽」について一般の方向けに易しくわかりやすく書いてみようと思います。
東洋医学の世界観では、万物を陰と陽に二分して考えます。
そしてこの二つが互いに独立しつつ、影響しあい、混ざり合うこともありながら、展開しているのが、この地球、自然界なのだということです。
【陰陽太極図】というのを見たことがあると思います。
これ↓
この図は、黒い部分が陰で、白が陽を表しています。
このように面積的には半々ながら、それぞれの真ん中に魚のように目があって、右回りに回転して動いている、という意味を表しているのです。
このように「陰と陽」は流動的な概念です。
季節・天候からいうと、「陰気」とは寒冷の気、「陽」とは温暖の気のことをいいます。
温度でいうと、寒いのは「陰」、熱いのは「陽」です。
自然界の性質では、水が「陰」、火が「陽」になります。
太陽が「陽」で、月が「陰」。
昼が「陽」で、夜は「陰」。
動きの状態から見れば、静が「陰」、動が「陽」です。
方向性の観点からは、下向きが「陰」、上向きが「陽」です。
同じく、内向き(収斂性)が「陰」、外向き(開放性)が「陽」。
人間も「陽気な人」/「陰気な人」と表現しますが、動き回って明るくオープンな人と、じっとしていて内向きの人のことをこのように言いますよね。
そして人体にも「陰」と「陽」があります。
東洋医学の「五臓六腑」という枠組みの中にも、「陰」と「陽」があります。
心臓は陽臓で、腎臓が陰臓というふうに。
また「気」は陽で、「血」は陰です。
自然界や人体にも陰陽があると捉えるのが東洋哲学的世界観ですが、
この陰陽の世界で大事なのは、バランスです。
どちらが多すぎても、少なすぎてもいけません。不調を起こします。
この環境は人体でも起こります。
人体内で陰陽のアンバランスが起きると、体調不良が起こってくるのです。
これを「陰陽の失調が起こる」といいます。
次回は、人体内での「陰陽の失調」についてお話ししていきます。
(^з^)-♪
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