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院長コラム

病気の目標

2013-12-31|院長日記
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今年も残すところあと数時間になりました。
みなさま、歳の暮れ、いかがお過ごしでしょうか (*^^*)

鍼灸院ほまれも、お蔭様で無事、2013年の診療を終え、ここ3日間は大掃除をしつつ、静かに年の瀬を迎えています。

今年5月の開院から7カ月目、さまざまな患者さまに来院いただきました。

それぞれ、お辛い症状を抱えられての来院。
鍼灸が初めての方、どこに行っても良くならず長い間闘病されてこられた方など、来院時の症状・状態はさまざまです。

ほまれ院長も、さまざまな症状の患者さんを診させていただきながら、いろんなことを考えさせられ、また教えられる数ヶ月間でした。

そんな最近ですが、1冊の本に出会いました。

『病気が教えてくれる、病気の治し方』(トアヴァルト・デトレフゼン、リューディガー・ダールケ著、柏書房)

著者二人は、病気の症状と解釈について研究されているドイツの精神科医です。

近代西洋医学へのアンチ・テーゼとして、病気や症状に対する考え方に新しい視点を与えていて、とても興味深いです。

さて、素朴な質問になりますが、

<病気と症状の違い>って何でしょう?

┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 普段は、なんとなく一緒のことのように使っていますが――。

 著者はその違いを次のようにいっています。

「病気とは、意識内の調和が乱れていることを示す状態である。心の均衡がなくなると、症状となって体にあらわれる。」

「症状とは、それまでの生の営みを中断させて注意を喚起する、いわばシグナルであり、メッセンジャーである。メッセンジャーとして症状は、心の内部の均衡がくずれたことを警告してくれる」

(-“-;) 

 
 西洋医学では「心因性」という言葉を使って、病気の原因を説明することがありますが、この本で言っていることは、それにとどまらず、すべての症状に対して、それはすべて心からの何らかのシグナルなんだよ、ということらしいです。

じゃあ、肩コリとか、歯の痛みとか、風邪とか、下痢とか…みんな心のあらわれ、ということ? 

…そんなこと言われたって、自分には思い当たることはないもーん。

ε=(>ε<)

とはいえ、同じ症状でも、人によって、程度も質も、患っている期間も、あるいは、置かれた環境(社会的状況、人間関係、風土、家庭、生い立ちなど)によっても、あらわれ方に違いがあるというのは事実です。

東洋医学では、「三因制宜(さんいんせいぎ)」という大切な言葉があります。

三因とは、

1.因時制宜(いんじせいぎ)…時間・季節によって治療法がかわる

2.因地制宜(いんちせいぎ)…場所・土地によって治療法がかわる

3.因人制宜(いんじんせいぎ)…人によって治療法がかわる

この3つを言うのですが、

同じような症状を訴える患者さんであっても、それぞれの状況をきちんと把握して、治療法を変えなければ治せない、というように言われています。

全世界、同じ病気に対しては、同じ薬を使う西洋医学とは大きく違っていますね。

o(^_-)O

症状に対する考え方は、古今東西さまざまですが、東洋医学の三因制宜の考え方をもっと深く掘り下げていくと、思いがけない発見がありそうな気もします。

さきほどの本の中で、自分のカラダに起こっている症状をとらえるためのヒントとして、

<症状は緊密なパートナー>ということが挙げられています。

「症状を仇敵とみなしてやっつけるのはやめ、逆にパートナーとして、病気の状態から脱する手伝いをしてもらえばいいのである。
 そうすれば症状は先生となって、自己を認識し、開発するのを助けてくれるだろう。

…症状は緊密なパートナーであり、また自分の一部でもあるので、重要なことをたくさんおしえてくれるのである」

「病気の目標はただひとつ、人を健康にすることなのである。」 

(^◇^;)

うーん、なるほど。

健康になるために欠けていることを示してくれるのが<症状>だというのですね。

症状は緊密なパートナーなのだから、言いにくいことや、自分にとっては正直すぎて耐えがたいことや、親友でも言ってくれないことを、ストレートに言ってくれているのかもしれませんね。

深いですなぁ…。

( ̄▽ ̄)

今日の天神様は、すっかり初詣の準備が整っていました。

鍼灸院ほまれは、開院以来、天神様にお守り頂きました(*^^*)

来年もまた、皆様の健康を応援したい…
心からそう願って、精進しつづけたいと思います。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

o(^_-)O

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