因果応報(’o’)
2013-07-27|院長日記
夏の養生法その2
さて、
東洋医学のバイブル「黄帝内経素問」にある養生法のつづきです。
〈夏は昼間は活発に過ごし、夜更かしせず、早寝早起きがよく、
夏の暑さを嫌ってはいけない〉
これが第一の掟でした。
そして第二の掟。
こんなことが書いてあります。
「志をして怒ることなからしめ、華英をして成秀せしめ、気をして泄らすを得さしめ、愛する所をして外に在るが若くせしむ。此れ夏気の応、養長の道なり。」
《訳》
「けしてイライラしたり、怒ってはいけないよ。
夏は咲き誇る花のようにウキウキした気持ちを全開にして、
体内にたまった熱を思い切り外に向けて発散させるんだ。
これが夏の養生法だよ」
東洋医学では、
カラダとココロは表裏一体。
《気持ちを発散させると、
暑苦しいカラダから熱が放散されて涼しくなる》
ってことを言っているのですね。
で、もし、これらを守らなければどうなるかー。
先人は次のように言っています。
「これに逆えば則ち心を傷り、秋にガイ瘧(ぎゃく)となり、収に奉ずる者少なく、冬至らば重ねて病む。」
《訳》
「 もし、これを守らなければ、心気を損傷し、秋になったら瘧疾(マラリア様の周期性発熱)を発症して、
秋から冬への準備ができずに、冬には再び病気になるだろう」
…季節は巡りめぐって、
夏に不養生すれば、次に来る秋→冬には病気になるぞぉ~!(’o’)
と警告してるのです。
コワ~イ……因果応報というわけですな。
ε-(´・`)
じゃあ、夏を夏らしく過ごす o(^_-)O
って、
具体的にどんなことをすればいいのかな?
次回は、夏の食べ物についてです。
(夏の哲学者)
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