妊活・不妊【当院の取り組み】
- 症状・原因
- 当院の取り組み
妊娠するための必要条件を
東洋医学の視点からみていきましょう。
東洋医学で、妊娠の条件として必要だと考えてることは、次のような状態です。
- 子宮環境が温かい
- 豊富な血流がスムーズに子宮や卵巣に集まってくる
- 子宮環境に栄養が充満している
- 新陳代謝力がある
- 子宮が赤ちゃんが育っていくのに居心地のいい状態になっている
これらの条件を満たせるようにしていくことが妊娠にはとっても大切なんですね。
妊娠の条件が満たせない
場合の原因
- 子宮環境の悪化(血流、月経周期、経血量と質、基礎体温のバランス不調)
- 卵巣環境の悪化(排卵障害、代謝力、ホルモン分泌等)
- 卵子・精子の質・量の問題(栄養吸収力の改善、老廃物の除去)
- 脳の疲労蓄積(自律神経の失調、ホルモン分泌の過少、ストレス過剰)
- 下半身(骨盤周り)の弱り(下半身への血流と栄養の不足、冷え)
- 代謝・吸収力の低下( 栄養と血を作る胃腸の消化吸収力の低下、肝臓の代謝力、体温調節、排泄など代謝力低下)
東洋医学は五臓六腑の機能の調整を通して、上記①~⑥の原因解消を目指します。
具体的には、
「肝」「脾」「腎」のバランス調整を主として行います。
腎
生殖機能をコントロールする大元のパワーです。
腎の力が不足していると、①子宮や卵巣を動かす力や、②卵子・精子を作る力、③脳の働き、④下半身全体の血流や栄養を蓄える力などが維持できません。
肝
①生殖器官へ血液や栄養分を滞りなく運ぶ力をコントロールする。
②脳や全内臓、四肢末端にいたるまで全身の動きを順調に行えるよう調整しています。
③外部から受けたストレスを吸収してくれるのも肝臓の役目です。
脾
胃と共に消化吸収の働きをします。
食べ物を消化吸収して、エネルギーに変えたり、血液をつくるという人体で重要な働きをしていますが、脾が弱っていると、
①消化吸収力が低下し、血液が作れなくなる
②生殖器官に必要な栄養が不足してしまう
③血の量や代謝機能に悪影響を及ぼし、月経の不調、排卵の不調を引き起こす
腎・肝・脾、この3つの内臓の働きが妊娠に深く関与していると考えるので、東洋医学では、まずこの 腎・肝・脾の働きチェックから始めて、もし弱っているところがあれば、そこから修復していきます。
- 腎で、総合的な妊娠力(卵精子の力、着床力、胎内育成力、分娩力)をつけ、
- 肝で、血流やストレス素因を調節し、
- 脾で、消化・吸収・代謝力をつけて、子宮や卵巣に十分な栄養を運び、月経や排卵をスムーズに行えるようにする
この3つの内臓の調整は、
妊娠力に驚くほどの好影響を
及ぼします。
- これから妊活を始められる方
- できるだけ自然な形で妊娠したい方
- クリニックでの妊活でまだ成果が出てない方