めまいと鍼灸
こんにちは(^_^)
寒すぎて、コタツの中でゴロゴロ、動きたくない日が続いております。
皆様いかがお過ごしですか?
春の訪れが待ち遠しいですね。
東洋医学では四季の移り変わりを人体との関わりからとても大事に見ています。
旧暦で見ていくのですが、節分を過ぎて春は2月4日の立春からです。
人体の春ってどんなふうになるの?
①まず脈が変わります。
弦脈という脈に変わっていきます。
「ピアノの弦」のように、弾くと先端が尖っている、そんな脈のことを弦脈といいます。
反応の早い人では1月の中旬くらいからこの弦脈が打ち始めるのです。
②春は「肝臓」の季節です。
肝臓は「木」の性質があり、上に上に伸びていく性質なのですが、
「木の芽時」というくらい、春は自然界の生き物が上に伸び始める時期ですから、
これと同じく人体の中を流れる気(木気=もくき)も上半身に上がりやすくなります。
③肝臓の気(=木気)が上がりすぎる(=上逆する)と・・・
気が上半身に上がり、下に流れにくくなると、上半身が気でパンパンになり、上半身にある器官に異常が起こりやすくなります。
たとえば・・・
⑴ 耳鳴り、めまい
⑵ 花粉症(鼻水、目のかゆみ、くしゃみ)
⑶ 肩こり、頭痛
⑷ 喉の炎症、口内炎など
⑸ 顔面に吹き出物、湿疹、かゆみ
⑹ 不眠、浅眠
⑺ 足の冷え
春に起こりやすい症状はたくさんありますが、春に起こった場合は、まず自然界の気の流れの影響が強く働いているためだと考えます。
では、鍼灸院ではどのような施術対応をしていくのか。
当院は大阪市にありますので、比較的暖かく、海や川の風の影響も受けます。
今回は、春に多い「めまい」症状を例に、当院の春の施術法、対処法をお話ししましょう。
※ めまいへの対処法は、鍼灸院によって違います。
【めまいへの鍼灸対処法】
さて、めまい(目眩、眩暈)は、症状(揺れ方)でいくつかに分類されます。
①横揺れ・・・左右に揺れます。寝返りをうつ、振り向く時など、体位変換した時に起こりやすい
②ぐるぐる回る(回転性)・・・ベッドに横たわると天井が回る、回転して立っていられない、吐き気や難聴を伴う場合あり
③ふわふわ浮くような・・・地に足がついていないような、浮かんでるような揺れ方
①〜④どれも春に起こりやすいのですが、大雑把に言うと、その原因は主として、
①肝臓(胆のう)の気
②肝臓+胃の腑(水の代謝)(+腎臓)
③肝臓+腎臓
④肝臓+脾臓
の不調から起こりやすくなる、と考えるのです。
つまり関わってくる内臓が違うのですね。
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このように、めまいの出方を問診によって確認して、
どのパターンかを見極めた上で、
お身体のツボや脈や舌をチェックしていき、総合的に診て、どのタイプのめまいなのか、
五臓六腑のどこが失調を起こしているのかを突き止め、施術していきます。
以上、
めまい症状は、軽症から重症までさまざまです。
西洋医学のクリニックに行ってもめまい症状が取れない、あるいは長引いている、生活に支障があって困っている、という方は、一度、鍼灸の施術を試してみてはいかがでしょうか。
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