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院長コラム

「冷え」を考える(3)

2014-02-19|冷え
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今日の日中は、ほんの少しポカポカな日差しを感じました。
皆様いかがお過ごしですか?
鍼灸院ほまれでは、患者さんから頂いた梅の枝に可愛いちっちゃなピンクの花が咲きました 😛
梅のつぼみ20090317120427
梅のつぼみ梅のつぼみ
梅って、真ん丸いつぼみがホントにけなげで可愛いです。
院長も年々、桜より梅のほうが好きになっていきます。激しさより穏やかさ優先!になってくるからかしら? 😳

 
さて、「冷え」を考える、今日はその3回目。
冷えの原因として、体内の気がめぐらない状態(=気滞や気の不足)になることを挙げました。

 気は陰陽でいうと、陽の性質があります。ですから気があるところは温かくなるのですが、その気が全身またはカラダのどこか一部に充分に行き渡らないと冷えてくるというわけです。

 そこで気が行き渡らない部位のパターンですが、

 女性の冷えで多く見られるのは、以下の3パターンでしょうか。

 ① 足腰(下半身)が冷える

 ② 手足末端だけ冷える

 ③ お腹が冷える

  ①の下半身の冷えは「冷えのぼせ」として前回、お話しました。

【1】「冷え」のパターン②~手足末端だけ冷える

  今日は「②手足末端だけ冷える」場合の原因と対策について考えてみましょう。

  手足末端というのは、カラダの中心から見て一番遠いところ。

  東洋医学では、「気」というのは、飲食物を口に入れて、それが胃でしっかり消化されて後、脾臓(=胃と同様、消化器官として考えて下さい)で作られます。

 脾臓はカラダの真ん中にあり、そこで作られた気が全身へ向けて出発し、四肢をくまなくめぐっていく仕組みになっているので、手足末端に気が行かないというのは、カラダの中央から末端まで気を届けるパワーがないか、なんらかの障害物によって途中で阻害されてしまい末端まで届かない状態が考えられます。

 

 <末端だけ冷える原因>

  ① 気を末端まで届けるパワー不足

  ② なにかの障害物が邪魔をしている

   ①②の理由でカラダを温めてくれる気が末端まで届かないと、末端だけ冷えてしまうというわけですね。

 

【2】末端だけの冷えをもたらす臓器や障害物とは?

 

 上記2つの原因を防ぐ対策を考えてみます。

  ① <気を末端まで届けるパワー不足>をもたらす臓器とは?

 パワー不足を起こす原因には、五臓六腑のどれか、または複数の臓腑の失調が考えられるのですが、主に考えられるのは、肝臓と脾臓です。

 A)肝臓の不調~ 肝臓は気をめぐらせる指揮官。この肝臓がうまく働かないと、気がめぐりにくくなります。

 B)脾臓(消化器官)の不調~ 気を作る消化器官そのものが不調だと、気が充分に作れず、肝臓と連携して気を全身にめぐらすことができません。

 ② <気のめぐりを阻害する>その障害物とは? 

  全身にはりめぐらされた気の通る道路=「経絡」(“けいらく”といいます)を塞いでしまう土砂のようなものがあります。

  邪魔をする土砂=障害物を、ここでは3つ挙げておきましょう。

  A)湿痰(しったん)

  B)瘀血(おけつ)

  C) 熱邪(ねつじゃ)

    専門用語なので何のことやら??ですが、

   大雑把に、こういう名前の障害物がカラダに出来ている人は気がめぐりにくくなる、と考えてください。

   この3つを出来やすくするのが、「気滞」という気の停滞状態です。

  

【3】末端だけの冷えを防ぐ対策

 ということで、いよいよ末端の冷え対策です。

  【2】で原因となる臓器や障害物がわかりましたが、

  それらを防ぐためには、第一に「気をめぐらせる」ことが必要になってくるわけですが、

  その方法は、

  ① 適度な運動、とくに四肢をゆっくり動かす運動や散歩をする。

  ② 食べ過ぎず、野菜中心の食事にする。
       ~肉・揚げ物などこってりした物や甘味を控え、腹八分目にして、胃の消化に負担をかけ過ぎないようにする

  ③ 過度なストレスを避ける。疲労やストレスを溜めない。
    溜まったら、カラダを動かして、心身ともにリフレッシュさせる。

  以上の①~③カラダの中心だけに溜まっている気を拡散して末端まで行き渡らせる方法になります。

  内臓が弱っている場合を除けば、①~③を実行するだけで、末端の冷えはかなり緩和されてくると思います。

【4】生姜唐辛子などで温めるのはNG

 冷えるからといって、生姜や唐辛子などでカラダを過度に温めようとするのは間違いです。  たしかに生姜や唐辛子を食べると、カラダは温まりますが、末端だけ冷えるこのタイプの冷えは、実はカラダの中心(芯)に熱が固まって存在しているだけで、本当に冷えているわけではないのです。

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  だから、温める食べ物をじゃんじゃか摂取するのは逆効果なんです!

  だって、カラダの芯は熱でカッカしているんですから、生姜なんか食べたら火に油を注いで大火事になりますよ~。

 えっ?生姜をせっせと食べていたわ! 😥 という女性も多いはず。

 コレ、意外と知られていない東洋医学の常識なんですね。

 手っ取り早く温めてしまえ!と思っても、長い目で見れば悪化させることにもなりますので、ご注意くださいね 😳

 次回は「冷え」を考える最終回。お腹の冷え対策についてです。

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