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院長コラム

春の花粉症

2014-03-23|花粉症
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お彼岸の3連休、暖かな陽気に包まれ、桜のつぼみがピンク色に染まって、開花の足音が聞こえてきました 😛

桜と共にやってくるのが花粉症。
毎年、お悩みの方も多いと思います。

ということで、今日は花粉症の東洋医学的対処法についてお話ししましょう。

花粉症3

そもそも、同じ空気に触れているのに、花粉症になる人と、ならない人がいるのはなぜでしょう?
体質の違い、ということになりますが、東洋医学では「体質」は絶対ではありません
その「体質」になる「仕組み」を変えていけば、「体質を変える」ことは可能なんです 😆

さて、その「仕組み」とは・・・?

その前に、季節と内臓の関係についてお話ししましょう。

1)春は肝臓の季節!

東洋医学では、春夏秋冬、季節ごとにその活動が活発になる内臓があると考えられています。

東洋医学を生み出した大昔の中国人たちは、季節と人体との関係をつぶさに観察していました。

その結果、季節ごとに内臓の働きが違うことに気づいて、それを法則化したのです。(「五行」といいます)

その中で、
春は、肝臓が高ぶる季節とされています。

肝臓は自然界でたとえると「木」の性質があるといわれています。

肝臓(東洋医学の肝臓の図)

春は「木の芽どき」ですね。 木の芽が出て、上に上に伸びようとする季節です。
これは、「気」の世界で説明すると、「気」が上に上に上がっていくから植物が育っていくということになります。

それと同様に、人体の中の気も上に上に行こうとします。
肝臓の働きが活発になり、肝臓が気を上に上げていきます。
このとき、気がうまく体内を循環して上にも下にもめぐってくれればいいのですが、肝臓が高ぶりすぎている人は「上に」ばかり気が偏ってしまいます。(これを「気逆」といいます)

2)「気逆」による症状とは?

上半身に気が偏ると、上半身になんらかの症状が起こりやすくなります。

肩、頚、喉、口、歯、鼻、目、耳、顔、頭部など、上半身のさまざまな症状は、この「気逆現象」によって起こりやすくなるのです。

肩こり耳鳴り喉痛喉のつまり鼻炎くしゃみ目の痒み目の充血・・・・

起こる症状はその人によって違います。大体、弱いところに出る傾向がありますね。

ということで、花粉症といわれる症状の多くは、「気逆」によって起こるのです。

3)花粉症の対処法

花粉症の対処法。
それは単純明快。

「気逆」による現象なら、気逆させなければよいのです!

つまり「気を下に下ろす」(=「降気」といいます)と症状は緩和されていきます。

鍼灸では、「降気法」がありますが、
一般の方も、自分で出来る降気法があります。

基本的には「頭寒足熱」。
頭部が熱くなっているので、それを冷まして、足を温めるのが有効です。

頭寒足熱

具体的には、

①足湯 (下半身=とくに足元を温めて、気を下に誘導する方法として有効です)

②ゆっくり歩く (歩くと、足の裏が刺激されて、その結果、下半身に気が下ります)

この下半身を刺激する2つの方法がオススメです。

それからちょっと過激ですが、上半身を刺激する方法として、

③「頭から水をかぶる(!)」 (滝行みたいに一気に頭部を冷やし、気を下げる)方法があります 😆

これは体力と勇気があれば・・・ですね 😯

花粉症状でお困りの方は、まず①か②を試してみてください!

4)「気逆」を引き起こす生活習慣

 ①気が上に上がりやすいのは、頭でっかちな人。
 パソコン作業など頭脳中心の活動ばかりして、足を使わず運動不足になると、頭に気が集中して下半身が空虚になってしまいます。

 ②肝臓の働きが上手くいかなくなると、イライラして怒りっぽくなります。
  その逆、普段からイライラした生活をしていると、肝臓の働きが失調してしまいます。
  春は、とくにイライラしやすい季節なので、
  ゆったりと過ごすことが大事で、そうしていると「気逆」しにくくなります。

イライラ(イライラは禁物なのだ・・・)

5)花粉症の大敵な食べ物とは・・・?

 「気逆」を増幅させてしまう食べ物があります。

 それは春ならではの食べ物。

 たけのこ、菜の花、ふきのとう、タラの芽、アスパラなど・・・ 🙄

たけのこ菜の花

 大好きだから沢山食べられる方もおられますが、これらの食べ物は、「木の芽どき」にぐんぐん成長するため、上に上に上げる力が強いのです。
 これを食べると、気逆が誘導されやすくなりますので、食べる量は少しにした方がよいでしょう。

6)鼻炎は、胃腸の弱りから来ることも・・・

 花粉症の中で、鼻炎がつらい方は、「気逆」だけでなく、胃腸の弱り考えられます。

 鼻炎

 胃腸が弱っていて、食べ物と水分の代謝がうまく出来ずに、体内に水分と熱が溜まってしまうと(「水湿の邪」・「湿熱邪」といいます)、それが上半身に上って、鼻水となって出てくるのです。

 ですから、この春の季節、胃腸の弱っている人が食べすぎ飲みすぎると、鼻炎になりやすいので、食事内容と量(お腹一杯食べないこと)は要注意でしょう。

7)春は、腎臓が弱る季節

 肝臓との関係で、春は腎臓が弱る季節でもあります

 腎臓が弱ると、下半身が弱り、また水分代謝も弱ってきますので、「気逆」が起こりやすくなり、「降気」しにくくなり、「水湿の邪」が発生しやすくなります。

 腎臓を強化するには、

 ①下半身を鍛えることが第一。

 海草根菜類山芋などをたくさん摂る。

 などがポイントになりますね。

春の気が高ぶるのは、大体4月中頃まで。5月初旬からはもう「夏」が始まります。あと少しですね。
上手に対処して、軽快に春を楽しみたいですね! 😛

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