逆子の鍼灸治療 症例2
こんにちは!
春は三寒四温。
先週から暖かくなってきたなぁと思っていたら、昨日は一日中、冷たい雨が降りました。
雨が降れば、一歩、春が近づいた証拠。
梅の花は8分咲き?
寒さもあともう少しですね。
さて、今日は前回の続き、
「逆子の鍼灸治療 症例」です。
先日、私は見逃してしまったのですが、
NHKの『ためしてがってん』で、
逆子の鍼灸治療を特集していたようです。
皆さま、ご覧になられたでしょうか?
見た方のお話では、妊婦さんに鍼を刺した途端、
お腹の赤ちゃんが激しく動くリアル映像があったとか。
(*´∀`)
当院でも逆子の鍼をすると、妊婦さんはすぐに「お腹の赤ちゃんがよく動いてます!」と言われます。
そして、正位置に戻る時なんかは、ぐーっと大きく動くのです。
(*゚▽゚*)
鍼の不思議を目の当たりにする瞬間ですね。
さて、今日は逆子治療、2つ目の症例です。
26週目で逆子と判明した妊婦さんの治療です。
【症例②】
<初診日 2018年3月>
37歳 教員・女性
頭痛と第2子目妊娠を希望されて来院。
頭痛は同年5月末頃にはほぼ消失。
同年6月初旬 妊娠判明。
以降、7−8月はつわりがきつかったが、胎児は順調に生育していた。
10/19の検診で逆子が判明(26週目)し、3ヶ月ぶりに来院。
<第1診 10月23日>
血糖値高め。だるさあり。
温灸と<かざす鍼>(刺さない鍼)の後、刺鍼する。
<第2診 10月29日>
腰痛あり。貧血のため鉄剤を服用始める。残便感あり。
温灸と<かざす鍼>(刺さない鍼)の後、刺鍼する。
11月2日の検診で逆子が解消し、定位置に戻っていると判明。
12月から産休に入り、1月24日出産予定。
【院長コメント】
お仕事をされていて、臨月直前まで家庭と仕事を両立させて頑張っておられたため、
多少疲れが出たのと、頑張るために肝臓の気の太過(使いすぎ)になり、気の重心が上に傾いたことを逆子の主たる原因ととらえて、肝臓の気の調整を主とし、補助的に、疲労と妊娠による腎気の弱りをフォローアップする施術を行いました。
パソコンを使って働く女性の妊娠によく見受けられる、「現代特有の」逆子現象です。
お仕事で肝臓の気を使いすぎて、気の重心が上半身に傾いてしまうことは、逆子の原因となりやすいのですが、鍼灸で上に傾いた気を降ろして、重心を下げ、下半身の気を充実させていくことで逆子が解消されました。
臨月近くになった逆子でも、正確な診立てによって適切な施術をすれば、早期に正位置へ戻すことも可能になってくるのですね。
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